おからで作る味噌

おからを食べることはありますか??
私はそんなにしょっちゅう食べるものでもありませんでした。
子供の頃に時々晩御飯で卯の花が出てくるくらいで、
近くに豆腐屋さんがあるようなところで暮らしたこともないので
そんなに身近なものでもなかった。

おからのイメージというと、
大豆製品なので体にいい。とても安く手に入る。
でも、イマイチ使い方が卯の花くらいしかよくわからない。
生で使ったり、炊いてみたり、何かに混ぜたり、お菓子に使ってみたりいろいろあるみたいだけれど・・・。
それに豆腐のように悪くなるのも早いので、1人暮らしだと使いきれないことが多い。
というのが正直なところ。

ただ、料理してみるとおいしい。

8月の精進料理の会(ひまわりの会)のときに作った生おからのサラダ(左の列の真ん中)
おいしくて、好評でした。
季節を問わず手に入れられて、いろんな調理に使えるというのはとてもいいところ。
ちょっと、おからのこと勉強してみよう、、、
と思っていたところ、徳島の豆腐マイスターさんとのご縁で、
おから味噌を習いに行ってきました!

まず、驚いたのは、おからは産業廃棄物ということ。
ゆずなどの柑橘系果物類も産業廃棄物として知られていますが、
おからもそのようです。
だいたいは飼料や肥料に使われているそうですが、食品として使われるのはほんのわずか1%程度。
年間で約49万tの大豆が使われ、おからは約66万t発生。そのうち10%は廃棄処分されています。
豆乳を搾り取ったあとだけれども大豆の栄養がまだまだ残っているおから、
産業廃棄物とされているなんてもったいないし、食品廃棄物としては減らせるものなんじゃないか、
おからは活用できる可能性がある!と、おからについて研究されているのが今回の講師、松田由己先生。
静岡からお越しくださいました。先生は味噌ソムリエだったり、豆腐マイスターであったり、
他にも色々と活躍されているので、お話の幅が広くて、講義も大変濃厚でボリュームがあります。

おからを大豆の代わりに使って味噌を作るので、味噌の話、塩、麹、発酵について勉強し、
いざ、おから味噌作り!

麹は阿南市の山田鶴亀本店で用意してくれてました。

2種類のうち1つは醤油の実こうじも加えました。

 

混ぜて混ぜて、あっという間にできました。

味噌を作るとき、大豆を水に入れて1晩置いておき、柔らかくなるまで煮て、
少し冷ましてから煮て、潰して混ぜて、、、といつもとても時間がかかっているのですが、
おからはその大豆を戻して煮て潰すという工程が済んだ状態のものなので、
とても簡単にできました。ほんとに味噌作りのハードルが下げられた!

しっかりと詰めて、10ヶ月後を待ちます。
2種類あるので、なお楽しみ!!

味噌について、いろんな種類を試食しながら教わったり。
どれもおいしかった!唐辛子味噌は今年挑戦したい。

奄美大島のそてつ味噌の話も面白かった!
(奄美大島にしかない味噌の作り方だそうですが、作れる人がもうほとんどいないそう)

塩の製法や、自然塩の種類についても教わりました

 

私は精進料理が好きで、すり鉢使うのめっちゃ楽しいし、作ったものおいしいから食べようー!
みたいな感じで、精進料理作る会やってますが、
こんな風に、私たちが普段食べているものはこうやって出来ていて、地域によってはこんな違いがあって、
なにげなく手に取っているものにはこんなストーリーがあって、
見過ごしているうちにこんなことが起こっている、、、
というお話をしてもらえるような教室は、食べるために買うこと、調理すること、食べること、
そして食べられなかったものを捨てること、食べられなかったこと、を考えさせられます。

おからのことについてだけではなく、伝えることについてもとても勉強させてもらいました!!

そして、お昼ご飯に出してくれた自然食お弁当がたまらなく美味しかったーーーー

お肉、魚は使われていません。
おどろきの豆腐クリームコロッケは、大人気商品だそう。

差し入れのおからパンとおからスコーン。

今回の参加者は先生も含めて半分近く県外からいらしてました。
徳島を訪れる理由って様々なんだなー。
少しでも縁があったり、知り合いから話を聞いていたりすると
結構身近な場所に感じられているのかもしれない。

おから味噌が出来上がるのは10ヶ月後。
どんな風になるのかお楽しみに!