:::精進料理の会:::もみじの会

今回はめずらしく、いいお天気に恵まれました。

 

野菜があるということに感謝

新米になって初めての精進料理の会。
今年の夏、阿南市は大雨が降る日が続いたり、大きな台風が何度もきたり、
農家さんたちからは悲しい話を聞いていました。
台風の被害とはどんな感じかというと、
強い風で大きくなった実が落ちてしまったり、芽が生えてきたところで流されてしまったり、
稲は全部倒れてしまったり、、、何年も農業をやっている人でも心が折れそうになるような状況です。

農業をしていない私には、スーパーに並ぶ野菜が、遠い産地のものが多かったり、高かったりするくらいですが、畑の状況を聞くと、野菜が手に入るというのはなんとありがたいことか!!と改めて思います。

いつも平等寺の副住職から食事の前に食事法(じきじほう)を教わるのですが、
その中にある五観の偈。

一、この料理がどのようにしてできたか考えなさい

二、自分がこの料理を食べるに相応しい行いをしてきたか考えなさい

三、食を必要以上に求めることや妬みや愚痴をこぼすことは毒である

四、食事は命を養うための良薬として、適切な量を摂取しなさい

五、修行の完成のために食事するのであって世俗的な利益のためではない

と、いつも食事と向き合って、食材を育ててくれた人や作ってくれた人、
大地や水、太陽の光など自然にも感謝し、そして自分の行いについても振り返ります。
今回は本当にこの五観の偈が身に染みました。

 

そんなわけで、とてもとってもありがたいことにたくさんの美味しい野菜とお米がいただけた
今回の精進料理、もみじの会

 

ちょっとわかりづらいですが、左上から時計回りで
・柿とえんさいの白和え
・蓮根と梨のすだちマリネ
・サツマイモとひじきのカレー炒め
・じゃがいも団子煮
(中央の白いお皿の左上から)
・ハス茎とえのきのゴマ炒め
・れんこん焼き
・明日葉の天ぷら
・蒸しカボチャの梨ドレッシングがけ

 

汁は
・大根と春雨のきのこ汁です。

 

家庭料理のように

すっかり涼しくなって来ているので、
夏とはだいぶ味付けの仕方も変わってきます!
野菜と調理法の組み合わせを考えるのも精進料理の楽しいところ。
料理は特になんだってそうなんだと思いますが、
使える調味料や食材が限られている精進料理では特に組み合わせが重要です。
私たちはいつもお昼ご飯であるということや気候にも配慮し、
どんなメニューにするかたくさん話し合います。
食べる人の気持ちを考えて調理するというのも精進料理の教え。
飽きないような、美味しくいただけるような、そして健康的でいられるような、
料理のバランスを考えます。

食べる人の気持ちを考えながら、
あるものを使って野菜と調理法の組み合わせやバランスを決め、心を込めて調理する。
というのは、家庭で作る料理とおなじ。
毎日のこととなると、ついつい淡々とこなす作業のようになってしまいがちですが(私がそうです。。。)
精進料理は、いつものことでも丁寧に心を込めることで、調理自体も料理もまったく違うものになる
ということに気づかされます。

気候も良かったおかげか、
今回参加してくれたみなさんは、食材について色々話ししながらゆっくり食事を楽しんでくれていました。

次回は12月8日土曜日です。

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