精進料理

神山野菜でつくる精進料理の会in mojahouse#12<精進料理のたのしみかた>

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今年最後の、mojahouseでの精進料理の会。
寒くなったけど、とってもいいお天気で迎えられました。

神山町あるある「帰ったら玄関に大量の野菜を置いてあった」というもじゃ(mojahouseの家主)が野菜をたくさんくれて、さらに同じように野菜をたくさんもらったという神山のお友達からもいただき、育ててるお芋を今朝掘ってきたよと持ってきてくれたり、実家も嫁ぎ先も農家という野菜セレブもいっぱい野菜を持って来てくれて、mojahouseの台所が野菜でもりもりになってました。大根もかぶも葉付きでくれるので台にのりきらないくらい。

葉付きの根菜って、都会で暮らしていたときに憧れの食材だったからめちゃくちゃうれしい。なかなかスーパーマーケットで簡単に手に入るものではない。

泥がついているとか、葉っぱもそのままある野菜って知っている人がどんなところで、どんな風に育てているかわかるから安心して食べられるもので、とってもありがたい食材。
田舎へ引っ越して来て「誰がどこでどんな風に育てたかわかる野菜」を食べる機会が増えて、作った人の顔が見える野菜の安心以外の贅沢さを知りました。
精進料理の作法で「この食事がどのようにしてここへきたか想像し、考え、感謝すること」と教わりますが、これが身近なところにあると農業していなくても自分の生活は自然のそばにあるという実感が湧いてくる。山や川を流れる水や、田畑の土、海に吹く風、それらを照らす太陽の光を浴びて暮らしているということを感じられます。

今回はかまどご飯にも挑戦

いつもは土鍋でご飯を炊いていますが、今回はかまどでご飯を炊きました。
天気がいいので気持ちいい。

・小松菜としいたけのおひたし
・水菜のショウガ炒め
・掘りたてじゃがいものピーナッツ味噌炒め
・いろいろ大根
・いろいろお芋チップス
・大根ステーキ
・地豆と地芋のもこもこ重ね蒸し
・ハヤトウリのお澄まし
・かまどごはん

精進料理とは

精進料理ってざっくりいうと修行中のお坊さんの食事です。日本では仏教の修行をするお坊さんがいるお寺で伝わったもので、お坊さんたちに食べることも作ることも修行と教えられ、食事作法ができ、和食の起源となるような調理法が発展しました。仏教の戒律に基づいているので、殺生しないことに重きをおいて動物性のものと五葷を使わないとされており、また、季節にしたがって春夏秋冬折々の材料を使うとも教えられる。

私は師匠に「食材を丁寧に扱って旬の恵みに感謝していただくことを大切にする」と教わってきました。この言葉のおかげで精進料理の厳しいイメージが崩され、精進料理にはまっていったような気がします。
フードプロセッサーを使わずにすり鉢を使うことはめんどくさいけど手間をかけるためだから、というよりもすり鉢を使うのは楽しいから使う。野菜をよく見てにおいをかいでみるのも丁寧に扱うため、というよりそのほうがおいしい方法を見つけられて楽しいから。

おいしい、たのしい

もじゃとmojahouseで「おいしい、たのしい」をテーマに、ここに集まった野菜で精進料理を作って食べる会をしてきました。修行というイメージの精進料理も、「おいしい、たのしい」をより味わえるよう、大皿に盛り付けてみんなで分けあって和気藹々と食べる普茶料理(中国式の精進料理)のスタイルにした。精進料理ってこういうものです、こういう決まりです、これができれば精進料理ですとかいうことを伝えたかったわけではなくて、ただ単にこういう野菜の楽しみ方もあるねっていっしょに味わいたかったんです。

mojahouseに集まる野菜のおかげで、12回(親子の回入れて13回)和気藹々とみんなでご飯作って食べられました。なにより自分がいちばん楽しんでたと思う。本当にどれもおいしくて、楽しかった。精進料理を思いっきり味わえたし、豊富な野菜のおかげで精進料理ってこんなに楽しめるんだと新たな一面も発見できました。

朝掘ったばかりの大根に包丁を入れたら「プチプチ」と新鮮な音がして、みんなで感動して、なんてしあわせな会だろうと思った。

神山町の冬とともに、精進料理の会も春まで冬ごもりします。
寒くて冷たい風、雪や霜を越えた山の、春の野菜はめっちゃおいしいんだろうなー。
いまからたのしみ。

帰りにもじゃからのおみやげ。
黄金すだち!

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