記念すべき第10回目の神山野菜で作る精進料理の会in mojahouse。
なんと参加者は1名でした。もしかしたら誰もいないかもしれない・・・なんて思っていたら直前に「今からでも大丈夫ですか?」と声をかけてくれてなんとか開催できました。
10月の中旬、朝から雨がたくさん降る日。
10月は誰に聞いても「行事がいっぱいで忙しい」時期で、たしかに私自身もイベントやらなにやらがいっぱいだったので、みんなもなかなか精進料理を作る気分でもなかったんだろうな。
精進料理って時間があるときにゆっくり作るものっていうイメージがあると思う。
休日のブランチにクレープを焼くような。
連休に道具を揃えて山登りに行くような。
年末の大掃除のような。
なんか心の余裕があるときに取りかかるもの。
これまでの会でも「家ではここまでできない」なんて言葉もよく出てました。
私もそう思う。
ただ、なんか、自分は疲れ果てていてもmojahouseに来て精進料理の会に参加してみれば、mojahouseから眺める山々の景色に癒され、神山でとれる野菜の優しい味に癒され、おいしそうな匂いを嗅いだり、無心でゴマを擦ったりしていると、なーーーんか休息できます。
こないだの会で参加者さんが「これでまた1ヶ月がんばれる」とごちそうさまのあとに言っていた言葉でふと気づきました。
実際にわたしも、mojahouseは癒しの時間です。
なんだかのーーーんびり時間が流れていて、初めて来る人でもくつろいで過ごせるし、「初めまして」と言って緊張気味に話すことにもならない。
まったりと、でも爽やかな雰囲気に包まれた素敵な空間です。
今回は
・胡麻豆腐
・かぼちゃの甘酢炒め
・冬瓜とかぶの煮物
・冬瓜の梅酢和え
・さつまいもの甘煮
・里芋だんご汁
初めて胡麻豆腐を作った方でしたが角がぴしっと決まったきれいな仕上がりです!
美しすぎていろんな角度から写真撮っちゃいました。
もう1人のお客さん
胡麻豆腐を作っている最中にmojahouseを訪れて来た方がいて、その方はオーナーに用事があってたまたま訪れただけだったようなんですが、「今、胡麻豆腐作ってるんですよ」とオーナーが案内してくれました。神山町にお住いの方でオーナーのmojaもよく知っている方なんですが、まだ完成したmojahouseに来たことがなかったよう。
部屋を案内したり、胡麻豆腐を作っている話をしてたら「昔はこの辺で葛とれてたよ」と教えてくれました。山際によく生えていて草刈りの時にとっても強い蔓で困らされる葛は、実が育つと擦りおろして、乾かして、とろみをつけるカタクリ粉の代わりに使用していたんだとか。
神山町の昔ながらの暮らしも知れるのはmojahouseの素敵なところです。