地域おこし

富岡商店街とエシカル消費

投稿日:

 

徳島県阿南市の市街地にある商店街

阿南市富岡町はJR阿南駅や、高速バスターミナル、市役所などがあり阿南市の中でハブとなる町。駅周辺にはビジネスホテルが何軒もあるので、民泊が増えてきたといえども外から来た人は阿南駅周辺に滞在することが多いだろう。ビジネスホテルを利用するのは出張で来る人がほとんどで、部屋ごとに洗濯機も用意されたホテルもあるくらい連泊が多い傾向にあるよう。
蒲生田岬や太龍寺、平等寺で話をした相手が出張で訪れている人だったということがよくあるが、長期滞在の合間に阿南市を観光しているようだ。

そんな富岡町にはJR阿南駅の西側から約1500mに及ぶ「富岡商店街」がある。
昔々は城下町(商店街のなかに牛岐城址公園がある)として栄えた富岡町。桑野川の下流で水路からの流通があり商売も盛んだった。
高齢化、後継者不足、大型ショッピングセンターへの顧客の移り変わり、少子化による学生客の減少など各地方の例に漏れなくシャッター街。

大学生がエシカル消費について富岡商店街で考える

そこへ、四国大学短期大学部ビジネス・コミュニケーション科の学生さんがエシカル消費の研究をするために富岡商店街へ実習に来ている。
町の歴史や文化を知り、それぞれのお店でどのようなこだわりを持っているかをインタビューして、エシカル消費が行われているところを見つけたり、新たなアイディアを提案することで商店街の活性化につなげる取り組み。

エシカル消費とは『人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノ』を購入・消費する」こと(一般社団法人エシカル協会)。消費を通じて世界に与えている影響を考え、世界の様々な深刻な問題について「消費者として解決」していこうとするもの。

まず1日目は阿南市の紹介と富岡商店街を散策。

2日目はグループに分かれて、それぞれ興味をもった店舗を選び聞き取り調査。

学生さんたちはそれぞれどのようなことを聞こうか自分たちのテーマに沿ったことを質問。

同行しながら会話を聞いていると、どのお店もお客さんと長い付き合いをしている。
あとを継いで、親から孫の代までの付き合いがあるというのにも驚いた。そして、長い付き合いというのはただずっと関わっているという意味だけではなくて、ただ売買するだけの関係ではなく消費者に寄り添った売り方をしているということ。カーテン屋さんの話しでいうと、カウンセリングからカーテンをかけるところまで。どんなものが好みか、どんなお部屋にしたいか、どういう生活をしているかを聞いてその人にあったものを選んでくれる。流行りのものを選んでしまってすぐに他のものが欲しくなったり、よく洗濯をするのに洗うと長持ちしないものを選んで買い換えるはめになってしまうことも、自分に合ったものを相談して選んでおけば起こらない。
ネットを使って買うことの多い私には、普段の消費とまったく違うもの。でも商店街ではこれが当たり前のスタイルのようだった。どのお店も共通して、たくさん作ってたくさん売ろうとするのではなくて、お客さんが1番喜んでもらえる状態にこだわっている。富岡商店街はシャッター街なんて言われているけど、実際に中に入ってみると消費者とあたたかい関係を築いていてとても閑古鳥がないているようなイメージとは違った。確かにたくさん売れることが1番いいけれど、人がいっぱい集まっていることや話題になっていることだけが、繁盛というわけではない。
「地域おこし」に関わっていると、「周知させることアピールすること、たくさん人に来てもらうこと=活性化につながる」と考えられている場面によく出くわすけれど、大切なのは盛り上がることだけではなくて、長く関われることなのかもしれないな。

富岡商店街は、商店街なのに車で通れるからとても便利(さすが車社会!)。でもゆっくり歩いてみたいなーと思うお店がいくつもあった。今度歩いたら紹介します!

自家製あんこの大判焼き(こばんや)

***

こばんや
徳島県阿南市富岡町トノ町23
0882−22−0570

-地域おこし
-

Copyright© しわしわニョッキ , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.