こんにゃく作りがこんなに楽しいなんて知らなかった!!!
新野町で週に1回直売所を開いている廿枝直売所。
年に2回行われている竹林コンサート会場の近くにあって
たけのこの旬の時期には「たけのこまつり」を開いて、活竹鍋を振舞ったり、タケノコ掘り体験もしているところです。
今回は、阿南市の若手農家さんを対象に伝承料理教室ということで「こんにゃく作り」を教える会を開いてくれました。たくさん声をかけてねと言ってくれて、こんな機会なかなかないので他地区の地域おこし協力隊や地域実習中の大正大学の学生さんといっしょに参加してきました。
こんにゃくは精進料理でもよく使うので私にとっても身近な食材。旬の境目など野菜が少ない時期など保存食のこんにゃくにはお世話になってます。
こんにゃくのつくりかた
まずこんにゃく芋を洗って、火が通りやすい大きさに切ります。
箸がすっと通るくらいまでしっかり茹でます。
皮をむいて
ミキサーで撹拌したら1時間くらい置きます。
こんにゃく芋は少しかじっただけでも口の中がビリビリするような強烈なアク(シュウ酸など)があって、お芋のようでも里芋やジャガイモみたいに焼いたり茹でたりしただけでは食べられません。そのためそれを取り除いて凝固させる働きをする炭酸ナトリウムを加えます。昔は草木灰の灰汁でアクを取り除いていたそう。新野町のお隣、阿南市の加茂谷地区は石灰が取れる地域なのでこんにゃく作りも盛んな地域です。
炭酸ナトリウムを加えたらしっかりと混ぜて、成型していきます。
両手におさまるくらの量を、手の中で優しく滑らせて形を整えます。
この作業が楽しくて、手放したくなくてずっと持っていたいくらい。
名残惜しいけど鍋の中へ落とします。
1時間くらい茹でます。
筍の押し寿司
茹でている間に、新野町の特産を使った筍の押し寿司も教わりました。
廿枝の直売所では土曜の朝市のときにバラ寿司も販売していて、そのすし飯にはゆこう酢やゆず酢が使われています。郷土料理のお寿司にはゆずやゆこうは欠かせません。
筍の押し寿司にもゆこうがたっぷり使われています。
押し寿司を作っているそばからもう美味しそうで「早く食べたいーー!」なんて声もあがってました。
みんなでいただきます
手作りの柚子味噌、生姜漬け、みょうがの甘酢漬け、お澄ましを出してくれて(全部のレシピ知りたい!)筍の押し寿司とできたてのこんにゃくと一緒にいただきました。
できたてのこんにゃくってふわふわーーってしてる。
こんにゃくを手作りしたのもできたてのこんにゃくを食べたのも初めてでしたが、めちゃくちゃ楽しかったし、おいしかったし・・・
またやりたい!!!
当たり前に食べているものを
田舎で生活を始めると、いろんなものを手作りしている人に知り合えます。
普段、当たり前に買っているものを自分でも作れると知ったときは本当に感動。
ベテランの方々に教われたり一緒に作れて初めてでも上手にできるので余計に嬉しいです。